グラナダへ
夫の所用に便乗し、うきうきしてやってきたグラナダ。
グラナダと言えば、アルハンブラ宮殿。
フラメンコの本場でもあるし、アンダルシアは食べ物がおいしいと聞く。
ところが、街の中心にせりだした丘の上に立つアルハンブラ宮殿を見上げると、
どこにでもありそうな城砦風の石造りの建物群が見えるだけ。
あの中に、本や写真で見た数々の美しいものが本当に残されているの?と、
疑ってしまいたくなるほど簡素な外観。

スペインのことも、アンダルシア地方のことも、グラナダのことも
「よくわかってない自分」にちゃ~んと気づいていた(賢い!) 私は
夏のうちに日本から本を数冊お取り寄せ。
その1つが『アルハンブラ物語』(ワシントン・アーヴィング著)。
アルハンブラ宮殿の建物にまつわる恋物語や
グラナダに古くから伝わるこわ~い話、
キリスト教徒に追われたイスラムの王が埋蔵して魔術で封印したというお宝の話、
そんなグラナダで生活していた人たちのことが紀行文形式でつづられている。
読み進むにつれて、まだ見ぬアルハンブラを見たような気がしてくるいい本だ。
結果からいうと、アルハンブラは想像した以上に美しかった!
限られたボキャブラリで描写するのがはばかられるくらい。
よって今日はその話はやめにして、
アルハンブラを観たあとに行ったレストランでのディナーの話に移ろうと思う。
所はアルハンブラの建つ丘のふもとを流れるダーロ川のほとり。
10月のグラナダはまだ暖かく、丘の上にそそりたつ宮殿が見える
屋外のテーブル席の人気はなかなかのもの。
ワインと前菜、主菜をそれぞれ選んで注文し、待つことしばし。
カマレロ(ボーイさん)が運んできてくれた白ワインで乾杯。
そして、いよいよ運ばれてきたのがコレ(前菜)!
何だかわかるかな?

メニューには『○○○○○○○○の天ぷら』って書いてあったけど
どうみても天ぷらとはいいがたい^^;
作り方をたずねることができなかったので想像になるけれど、
ある野菜をゆでてワインビネガーで調味し、
それに少し厚めの衣をつけてキツネ色になるまで揚げ、
揚げたてのあつあつにトロ~リとしたハチミツをかけてできあがり、って感じ。
運ばれてきたとたん、それはいい香りがしてきて
縦半分にカットすると、こんな野菜の切り口が!

はい、中身はアーティチョーク!
衣のさくっとした感じとハチミツの甘さ、
アーティチョークのまろやかな酸味が微妙にうまく調和して、
あっというまに食べてしまった私たち。
ベジタリアンにとって、スペインはレストランでの食事情がちょっと厳しい国。
料理の多くにお肉や魚が使われていて注文できるものが全くなかったりすることも。
でも、このレストランは夫もすごく気に入った様子。
「あれ、うまかった」と、今でも言ってるくらい^^
そんな夫が前菜のあとに食したものは、
・冷たいガーリックスープ、赤ワインのグラニサード添え
・地中海サラダ(ローストした赤ピーマン、アボガド、オレンジなどなど)
私は魚料理(サバのムニエル、ひよこ豆のソース和え)を注文。
ひよこ豆に目がない夫は、「ちょっといいかな?」と言いながら
私のお皿のひよこ豆のソースをパンにつけてパクパク。
本当にどれもおいしくて、その上、見た目もバッチリ。
こんど時間のあるときに他の写真もアップしなくては!
主菜に舌鼓をうってる間に空が暮れなずみ、
アルハンブラ宮殿がライトアップされると、
日中は石の砦にしか見えなかった建物群がロマンチックな宮殿風のたたずまいに。
実は、この日ディナーをとったレストランは
グラナダ初日の夜にふたりで散歩に出たときにちらりと見かけ、
心の中で(いい感じだな~)と思っていたところ。
アルハンブラ宮殿を観た帰り道に「今晩はレストランで食事しよう」と言って
ここを選んでくれた夫。「以心伝心」っていうんだろうか、これって。
いや、ふたりとも「鼻がきく」ってだけのような気が^^;
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
P.S.
まぬけな話、グラナダに行ったというのに、フラメンコをみそこねた。
はしごした三軒目のバルで満腹になって食べ損ねたある野菜料理に未練が残っている。
おまけにアルハンブラでは「ライオンの噴水」が修復作業中で見られずじまい。
「またグラナダへ戻っておいで~」という神の思し召しだ、これは!
グラナダと言えば、アルハンブラ宮殿。
フラメンコの本場でもあるし、アンダルシアは食べ物がおいしいと聞く。
ところが、街の中心にせりだした丘の上に立つアルハンブラ宮殿を見上げると、
どこにでもありそうな城砦風の石造りの建物群が見えるだけ。
あの中に、本や写真で見た数々の美しいものが本当に残されているの?と、
疑ってしまいたくなるほど簡素な外観。

スペインのことも、アンダルシア地方のことも、グラナダのことも
「よくわかってない自分」にちゃ~んと気づいていた(賢い!) 私は
夏のうちに日本から本を数冊お取り寄せ。
その1つが『アルハンブラ物語』(ワシントン・アーヴィング著)。
アルハンブラ宮殿の建物にまつわる恋物語や
グラナダに古くから伝わるこわ~い話、
キリスト教徒に追われたイスラムの王が埋蔵して魔術で封印したというお宝の話、
そんなグラナダで生活していた人たちのことが紀行文形式でつづられている。
読み進むにつれて、まだ見ぬアルハンブラを見たような気がしてくるいい本だ。
結果からいうと、アルハンブラは想像した以上に美しかった!
限られたボキャブラリで描写するのがはばかられるくらい。
よって今日はその話はやめにして、
アルハンブラを観たあとに行ったレストランでのディナーの話に移ろうと思う。
所はアルハンブラの建つ丘のふもとを流れるダーロ川のほとり。
10月のグラナダはまだ暖かく、丘の上にそそりたつ宮殿が見える
屋外のテーブル席の人気はなかなかのもの。
ワインと前菜、主菜をそれぞれ選んで注文し、待つことしばし。
カマレロ(ボーイさん)が運んできてくれた白ワインで乾杯。
そして、いよいよ運ばれてきたのがコレ(前菜)!
何だかわかるかな?

メニューには『○○○○○○○○の天ぷら』って書いてあったけど
どうみても天ぷらとはいいがたい^^;
作り方をたずねることができなかったので想像になるけれど、
ある野菜をゆでてワインビネガーで調味し、
それに少し厚めの衣をつけてキツネ色になるまで揚げ、
揚げたてのあつあつにトロ~リとしたハチミツをかけてできあがり、って感じ。
運ばれてきたとたん、それはいい香りがしてきて
縦半分にカットすると、こんな野菜の切り口が!

はい、中身はアーティチョーク!
衣のさくっとした感じとハチミツの甘さ、
アーティチョークのまろやかな酸味が微妙にうまく調和して、
あっというまに食べてしまった私たち。
ベジタリアンにとって、スペインはレストランでの食事情がちょっと厳しい国。
料理の多くにお肉や魚が使われていて注文できるものが全くなかったりすることも。
でも、このレストランは夫もすごく気に入った様子。
「あれ、うまかった」と、今でも言ってるくらい^^
そんな夫が前菜のあとに食したものは、
・冷たいガーリックスープ、赤ワインのグラニサード添え
・地中海サラダ(ローストした赤ピーマン、アボガド、オレンジなどなど)
私は魚料理(サバのムニエル、ひよこ豆のソース和え)を注文。
ひよこ豆に目がない夫は、「ちょっといいかな?」と言いながら
私のお皿のひよこ豆のソースをパンにつけてパクパク。
本当にどれもおいしくて、その上、見た目もバッチリ。
こんど時間のあるときに他の写真もアップしなくては!
主菜に舌鼓をうってる間に空が暮れなずみ、
アルハンブラ宮殿がライトアップされると、
日中は石の砦にしか見えなかった建物群がロマンチックな宮殿風のたたずまいに。
実は、この日ディナーをとったレストランは
グラナダ初日の夜にふたりで散歩に出たときにちらりと見かけ、
心の中で(いい感じだな~)と思っていたところ。
アルハンブラ宮殿を観た帰り道に「今晩はレストランで食事しよう」と言って
ここを選んでくれた夫。「以心伝心」っていうんだろうか、これって。

いや、ふたりとも「鼻がきく」ってだけのような気が^^;
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まぬけな話、グラナダに行ったというのに、フラメンコをみそこねた。
はしごした三軒目のバルで満腹になって食べ損ねたある野菜料理に未練が残っている。
おまけにアルハンブラでは「ライオンの噴水」が修復作業中で見られずじまい。
「またグラナダへ戻っておいで~」という神の思し召しだ、これは!
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秋空に思う

近所にある丘のてっぺんまで歩いて登った。
トコトコと30分ほどかけて
結構な坂道を。
頂上にこ~んな景色が広がっているとも知らずに!
もう1年も前のことになるが、
この日は Cubaから訪ねてきてくれた知人を出迎えるため、ひとりで駅へ。
夫の妹の友人にあたる彼女と会うのは、夫も私もこれが初めてだった。
仕事で一緒に出迎えにいけない夫から彼女の写真を見せてもらい
しっかりと顔を覚えてから出発した。
秋とはいえ、キューバで生まれ育った彼女にとって
こちらの気候は厳しかったようで
待ち合わせの駅のホームに降り立った彼女は冬服で身をかためていた。
習いたてのスペイン語で「ようこそ、いらっしゃい!」と会話を始めたものの、
付け焼き刃のスペイン語会話は長く続かず(^^;)英語にスイッチ。
「ワタシの英語、メチャクチャなのよ~」
彼女は照れ笑いしながら言ったけど、
「英語ならお互いに意味が通じるもんね」と笑いあう。
まずは彼女のでっかいスーツケースをうちへ運んでランチをとることに。
和食好きと聞いて用意しておいた「焼きそば」の材料を彼女に見せると
「日本に行ったときに食べたことがある。おいしかった!」と満面の笑顔。
3人前はあった焼きそばを2人でペロリとたいらげ、
エスプレッソを飲んだあと、
腹ごなしをかねて散歩へ出ることに。
そこで案内したのが、写真の丘。
坂道を上りながら、「あそこに見える尖塔のある建物は○○」
「そっちに見える高い建物は○○」と説明する私の話を
「うん、うん」とうれしそうに聞いてくれる彼女に励まされ、
ガイド気分を楽しませてもらった。
そして着いた頂上の眺めがこれだった。
この季節、青空の日は少ないというのに、こんな景色を見られるとは!
遠くから来てくれた彼女のために神様が用意してくれたのかもしれない。
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P.S.
エキゾチックなCubaは旅行者に人気が高く、ホテルやレストランには外国人観光客があふれ、
外貨で買い物してくれる客が来る店には商品が山と積まれているらしいが、
そこに住む庶民の生活はかなり厳しいと聞いている。
また、相次ぐハリケーンで多くの人が家や命まで失ったというのに、
国からの援助は滞ったままだとも。
食料も医療もままならない生活を強いられている人がどれだけいるのだろう。
国からの援助は滞ったままだとも。
食料も医療もままならない生活を強いられている人がどれだけいるのだろう。
幸い、彼女や彼女の家族&友人は大丈夫だったと聞いて安心したが、
この写真を見ていると、彼女との楽しかったひとときと共に、
Cubaに住む人たちのことが頭をよぎる。
この写真を見ていると、彼女との楽しかったひとときと共に、
Cubaに住む人たちのことが頭をよぎる。
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